作図の基本
線を引くための道具と、正確に描くための仕組み(スナップ・単位・動的入力)です。
作図の道具
左のツールレールから選びます。カッコ内はショートカットです。
| 道具 | 内容 |
|---|---|
| 選択(Esc) | 選ぶ・つまむ |
| 範囲選択 | 囲んで選ぶ |
| トレースブラシ | なぞって線を出す(→ なぞりトレース) |
| 線分(L) | 続けてクリックして線を引きます。右クリックまたは Esc で確定 |
| その他描画 ▸ | 四角形/円(C)/楕円/弧(A)/スプライン/点 |
| 記号付き描画 ▸ | 塀・土留・法面・崖など(→ 注釈と測量表記) |
| 編集 ▸ | 交点生成/フィレット/面取り/トリム/伸縮/オフセット |
| ハッチング(H) | 領域を塗る |
名前は「線分」ですが、2 点では終わりません。クリックし続けると折れ線になり、 右クリックまたは Esc で確定します。
形のモードは、起動したあとに選びます
四角形・円・楕円・弧は、道具を選ぶと上にモードのポップアップが出ます。
| 道具 | 選べるモード |
|---|---|
| 四角形 | 対角2点/基線+幅の3点 |
| 円 | 中心+半径/数値入力/2点(直径)/3点 |
| 弧 | 3点/中心+始点+終点/2点+半径 |
| 楕円 | 中心+長軸+短軸 |
道具を選ぶと、画面下に「次に何をすればよいか」が出ます。迷ったらそこを見てください。
待機中に Enter・Space・右クリックのどれかで、直前の道具をもう一度起動できます。
点
その他描画 ▸ 点 です。測点・基準点・目印を置きます。
クリックすると置けます。続けて置けます(右クリックで終了)。
パネルで決めるもの
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 空欄なら No.1 / No.2 … と自動で振られます |
| 印の形 | 十字 + / 丸 ○ / ドット ● / ひし形 ◇ 選んである点にもすぐ効きます(置き直さずに変えられます) |
| 文字の色 | 名称の色。「戻す」で既定に戻ります |
| 名称を図面の文字としても置く | 印だけでなく、名前を図面の文字として残します |
| 基準点として登録 | TS の測量座標を持たせます(→ 基準点(POI)) |
点群の無い場所に置く
「座標を入力して配置」を押すと、座標だけで置けます。
- 座標系 … 現在の座標系/TS座標(測量)
- X / Y、Z は省略できます
点群が届いていない所や、図面上で位置が決まっている点に使います。
置いたあとで直す
点を選ぶと、左のプロパティで名称・印の形・色・座標を直せます。
スナップ
点群や既存の図形に、クリック位置をぴたりと合わせる機能です。 下部バーで種類ごとにオン/オフできます。
| 種類 | 吸い付く先 |
|---|---|
| 端点 | 線の端 |
| 中点 | 線の中央 |
| 中心 | 円・弧の中心 |
| 交点 | 線が交わるところ |
| 線上 | 線の上の最も近い点 |
| 垂線 | 直前の点から線へ下ろした垂線の足 |
| 接線 | 円・弧の接点 |
| 基準点 | 点記号・レベルなどの基準位置 |
吸い付くと、画面にどの種類で吸い付いたかが表示されます。
優先順位
複数の候補が近いときは 基準点 › 点 › 端点 › 中点 › 交点(垂線・接線と同順) › 中心 › 線上 の順で選ばれます。
点群へのスナップ
F12 で点群スナップを切り替えます。点群の表面に吸い付きます。
高さクリップやクロップで隠した点は、スナップの対象外になります。
延長線ガイド(F11)
既存の端点にカーソルを重ねてから動かすと、その点から水平/垂直の点線が伸びます。 その線上に揃えて作図できるので、「既存の点と同じ通り」「同じ高さ」に合わせたいときに使います。
スナップの「垂線」とは別の機能です。
その他のモード
| キー | 内容 |
|---|---|
| F3 | CADスナップ(端点/中点/中心/交点)のまとめ切替 |
| F8 | 直交モード(水平・垂直だけに拘束) |
| F9 | グリッド |
| F10 | 極追跡 |
図面単位(mm / m)
下部バーで mm / m を切り替えます。
図面ではなくブラウザに保存されます。同じ図面でも、別の PC や別の人が開くと 単位が違うことがあります。図面の寸法そのものは変わりません(表示だけの設定です)。
| mm のとき | m のとき | |
|---|---|---|
| 表示の桁 | 整数(例 2000 mm) | 小数3桁(例 2.000 m) |
| 「500」と入力すると | 500mm(0.5m) | 500m |
距離ラベル・寸法・プロパティ・各ダイアログの表記がすべて揃います。
単位を切り替えても図形の実際の大きさは変わりません。表示と入力の単位だけが変わります。
動的入力
1点目をクリックすると、カーソルの脇に長さと角度が出ます。 そのまま数字キーを押すと入力欄に切り替わり、数値で正確に決められます。
使い方
| 場面 | 操作 |
|---|---|
| 線・弧 | 距離を入力 → Tab → 角度を入力 → Enter |
| 円(中心+半径) | 半径を入力 → Enter(見出しは R) |
| 円(2点指定) | 直径を入力 → Enter(見出しは ⌀) |
| 四角形・範囲選択・クロップ矩形 | 幅を入力 → Tab → 高さを入力 → Enter |
| 移動・複写 | 基点をクリック → 移動量を入力 → Tab → 角度を入力 → Enter(見出しは Δ) |
| 回転 | 基点をクリック → 角度を入力 → Enter(見出しは ∠) |
| 尺度 | 基点をクリック → 倍率を入力 → Enter(見出しは ×) |
- 入力した値は固定されます(枠が明るくなります)。カーソルを動かしても戻りません
- 片方だけ入力した場合、もう片方はカーソル位置が使われます
- 向きはカーソルがある側になります
- Esc で入力を取り消せます
四角形は対角2点で決まるので、距離を打つと対角線の長さになってしまいます。 そのため幅と高さで受けるようになっています。
mm のときに「2000」と打てば 2000mm です。図面単位の設定がそのまま効きます。 移動量も同じで、mm 表示で「500」と打てば 50cm 動きます(500m にはなりません)。
倍率に 0 や負の数、移動量に 0 を打つと断ります。図形が消えたり飛んだりしないためです。 向きの基準が決まっていないとき(カーソルをまだ動かしていないとき)も同じです。
動的入力は既定でオンです。設定▾ › 表示設定から切り替えられます。
描き終わり・やり直し
| 操作 | 内容 |
|---|---|
| 右クリック | 作図中は確定。待機中は直前の道具をもう一度 |
| Esc | 確定(線分・スプライン・面積)/中止/選択解除 |
| Ctrl+Z | 元に戻す |
| Ctrl+Y | やり直し |
| E / Delete | 選択したものを削除 |
計測
上部バーの 機能▾ › 計測 から選びます(距離・面積・高さ・角度)。 ツールレールにはありません。
機能▾ › 計測
作図せずに測るだけの道具もあります。
| 道具 | 内容 |
|---|---|
| 距離計測 | 2点間の距離 |
| 面積計測 | 囲んだ範囲の面積 |
| 高さ計測 | 高低差 |
| 角度計測 | 3点の角度 |